エア缶におさらば!&5代目塗装ブース制作
いやぁ、今日は冷えましたね。Kumaichiです。
来週のほとんどは未来の後輩達がテストを受けに来るので学校はお休み。
それを利用してちょいと遠征してこようと思っています。詳細はまた後日!
というわけで、本題。
2016年も終わりに近づいてきた12/23のこと。
可愛い相棒ウィステリアちゃんと一緒に近くのホームセンターへ。
ウィステリアって誰だよっていう方もいますよね、そりゃそうだ。
ちょっとというかかなり脱線(早い)
2016年9月。あの朝は小雨が降っていました。
文化祭実行委員長であった私は色々と考え事をしながら自転車を走らせていました。
その自転車の名は"アルベルト"。
かの有名なブリヂストンの自転車で、5段変速ゴムベルト駆動の優れものでした。
考え事に気を取られ、我に返った時。
目の前にはトラックが。
ブレーキをかけても追突は免れない
そう判断した私はハンドルを切り――
濡れた側溝のフタでスリップし自転車諸共柵に激突。
金属製のカゴはひしゃげ、前輪のリムは曲がり、そして自転車の命とも言えるクランク*1が内側に曲がってしまったのです……。
遅刻は出来ないと漕ぎ出すも、走り出した途端パンクした前輪は言うことを聞かず、曲がったクランクはゴムベルトのカバーに干渉しゴリゴリと音を立てる始末。
その後修理をしようにも、「フレームにダメージが無いとは言い切れない」という自転車屋の判断から廃車とすることに。
そして新たに迎えたのがウィステリア。
というわけなのです。
6段変速 チェーン駆動 闇に溶け込むような漆黒のボディ
チェーンはよく外れるし、サドルは固くて短い通学時間でも少しお尻が痛い。
アルベルトが優れていたか、よく分かります。
たった1年ちょっとでダメにしてしまったアルベルトの部品を一部譲り受け、「次こそは大事に使わないと」という思いで毎日ウィステリアに跨って学校に行っています。
ここまでは良かった(まだ続くのかよ)
大事にする方向性をどこかで間違えたらしく、毎朝乗る前に話しかけたりしてるんですよこいつ。いや、クール系で真っ黒な服に身を包んでて可愛いんですよ?たまに言う事聞かなくなったりするけど大事に扱えばちゃんと分かってくれるし。
……もうダメですね末期ですねウィステリアがダメになる前に私の脳が腐って死にそうですね。
はい、戻りましょう(
換気扇と
噴霧器と
その他諸々の部品を買ってきました!
何をするんだと訊かれそうな内容ですね()
まず換気扇。台所用で、お値段¥2,980-でした。意外と安い。
家庭用なので交流100Vで駆動します。
スイッチの紐を引けば……。
おぉ、回った。アスナさんがこんにちはしてますね。
続いて噴霧器。
本来の使い方はしません。
ノズルたちはそのうち使う日がやって来るまで押し入れで眠ってもらうこととしましょう。
今回噴霧器と諸々の部品で作るのは噴霧器コンプレッサー*2。
1本1000円もするエア缶はコスパが悪い。しかしコンプレッサーは高くて高校生には手が出せない。
ということで、低コストで作って稼げるようになるまでの繋ぎとして使ってやろうと目論んでいます。
そして換気扇で作るのは5代目塗装ブース。
初代は箱のフタ、2・3代目は靴の箱に電池駆動の小さなファン。4代目は引越しダンボールに2・3代目から流用のファン。それに続いて大幅にパワーアップした5代目を作ろうと思います!
まずは噴霧器コンプレッサー。
最初に使うのはこちらの金具。
最初に撮った写真のやつはサイズが合わなかったので交換してもらってます()
そして先駆者のアドバイスで"パイプシール"なる物も使います。
「おねじに巻いてからねじ込んでください」
何で丁寧語なんだ……?
おねじ……
雄ねじ……
考えてみれば、おねじって漢字でこう書くでしょうに。
おねじにシールテープを巻きました。
本当は上の段々になっている部分にも巻く方が良いそうですが、今回は省略。
シールという名前ですが粘着力は全く無いので、段々に巻き付けるのが大変そうだったので……。
ニップルをジョイントにねじ込み、ジョイントの反対側にはワンタッチ継手をねじ込みました。
ワンタッチ継手にはエアーレギュレーターからのチューブを取り付け。押し込むだけでしっかりはまってくれて、黄色いところを押しながらチューブを引っ張ると、ちゃんと外れてくれます。
これから右から伸びるホース、噴霧器のホースとニップル組み合わせていきます。
以下、深夜テンション注意。
苦手な人は飛ばしてください。
挿入の前に前戯……♡
ペンチで甘噛みしてホースを柔らかくします。こうすると少しだけ挿入しやすくなります。
ニップルにはローション……じゃなくて、サラサラのグリースを……。
ポタッ、ポタッ。
段々のところをホースに挿入するので、滑りを良くしてあげます。
いくよ……。
ぁ……♡
キツい……。
どんどん入ってくる……ッ。
もう少し……。
奥まで来てる……。
うぐ……あ……入った……ハァハァ
すごい……一番奥まで入ってきてる……ハァハァ
実際力がかなり必要でしてね、本当に疲れました。私もハァハァ言ってました。
これで、噴霧器からエアーレギュレーターまでのルートが出来上がりました。
後はエアーレギュレーターからエアブラシまでチューブを繋げるだけ。
中に水を入れて、上手くいくか試してみましょう。
スコスコスコスコスコスコスコ……
ドp……じゃなくてプシューッ
見えますかね。
プシューッ
こっちの方がわかるかな。
透明な箱にカメラを入れて撮影。
これは凄い、本当に吹けてる!
噴霧器から直接エアブラシに繋いでも使えますが、空気を圧縮する際にエアブラシを倒して塗料をこぼしたりしても嫌なので、とりあえず間にエアーレギュレーターは必ず付けています。
圧縮の際に水滴が発生しても、エアーレギュレーターが取り除いてくれますしね。
今回使用したのはこちらの金具。
ニップルは噴霧器のホースに合うものを選んでください。
シールテープを巻いておくとエア漏れが防げるので、そちらも用意しておくと良いでしょう。
噴霧器コンプレッサー制作にかかった費用*3
噴霧器 ¥2,000-
金具一式 ¥1,000-
エアーレギュレーター ¥2,500-
大体3500円でコンプレッサーが、エアーレギュレーター含めても5500円くらいで作れるのではないでしょうか。
エア缶のコスパに不満な人はもちろん、エアブラシ導入を考えている人にも試してほしいですね。割と使えますよこれ。
で塗装ブースですが、こちらは超簡単。
引越しダンボールのSサイズを使用します。口の大きさが30×30cmのやつですね。
あとは簡単、ぶち込むだけ。
塗料の霧で羽根を汚したり、その先の網戸を汚すと面倒……。
なので、このフリーサイズのフィルターを適当なサイズに切って換気扇の前に配置します。
フィルターが換気扇に巻き込まれないよう、適宜工夫してください。
塗装ブース制作にかかった費用です。
換気扇 ¥3,000-
フィルター ¥1,000-
ダンボール ¥0-
ダンボールが無い場合は適当な箱を見つけてください。ダンボールでしたら東急ハンズとかにも売っているのではないでしょうか。
ちゃんとした模型用塗装ブースを買うと5~10倍はお金がかかるでしょう。
小さなファンでは排気が追いつかず、塗料の霧が停滞していたのですが、こちらはしっかり排気してくれます。
噴霧器コンプレッサーと一緒に制作を検討してみては?
自由に模型作業が出来るのもあと僅かですが、これで塗装作業が捗りそうです!
それでは、また次回。